看板の防水規格IP65とは?屋外設置で知っておくべきこと

LED看板を屋外に設置するとき、気になるのが「雨に濡れても大丈夫?」という点です。その際によく見かけるのが「IP65」などの防水規格ですが、IP65とはどの程度の防水性能を意味するのでしょうか。この記事では、LED看板の防水規格の基本から、屋外設置で知っておきたいポイントをわかりやすく解説します。

この記事を読むと、IP65の意味・屋外看板に必要な防水性能・設置時の注意点がわかります。

目次

IP規格とは?

IPとは「Ingress Protection(侵入保護)」の略で、IEC(国際電気標準会議)が定めた電気製品の防塵・防水性能を示す規格です。「IP○○」の1桁目が防塵等級、2桁目が防水等級を表しており、数字が大きいほど保護性能が高くなります。

防塵等級(1桁目)

等級内容
5粉塵が内部に侵入しにくい(粉塵保護)
6完全な防塵(粉塵の侵入なし)

防水等級(2桁目)

等級内容
3鉛直から60°以内の降雨に耐える(軒下・斜め雨レベル)
4あらゆる方向からの飛沫に耐える(横殴りの雨レベル)
5あらゆる方向からの噴流水に耐える(ホースの水をかけるレベル)
6強い噴流水に耐える(高圧洗浄機レベル)
7一時的な水没(水深1m・30分)に耐える

LED看板でよく使われるIP規格

IP規格意味主な用途
IP20防塵・防水なし屋内専用(ショーウィンドウ内など)
IP44飛沫に対する保護軒下・半屋外
IP65完全防塵+噴流水に耐える屋外設置の一般的な目安
IP66完全防塵+強い噴流水に耐える吹きさらしなど過酷な屋外環境
IP67完全防塵+一時的な水没に耐える特殊な屋外環境

IP65とは?屋外看板で使われる理由

IP65は「完全防塵(等級6)+あらゆる方向からの噴流水に耐える(等級5)」を意味します。雨・風・砂ぼこりが当たる屋外環境に対応できるため、屋外設置のLED看板では標準的に使われる規格です。吹きさらしや強い雨が当たりやすい環境では、さらに上のIP66が選ばれることもあります。

重要:LED看板のIP規格(防水性能)は「部品単位」で設定されます

ここが多くの方が見落としやすいポイントです。IP規格はLED看板全体ではなく、LEDモジュール・電源装置・配線接続部など、部品ごとに設定されています。

たとえばLEDモジュール本体がIP65対応でも、配線の接続部や電源装置のIP規格が低ければ、そこから水が侵入する可能性があります。看板全体としての防水性能は、部品の組み合わせと施工時の処理の両方で決まると考えておくとよいでしょう。

TKBネオンでは製作時にIP66以上のLEDモジュール・LEDテープを使用しています。デザインによっては完全防水が製作上難しい場合があるため、設置環境については詳細をヒアリングしながらご相談させていただきます。

屋外設置で知っておきたいポイント

防水規格の高い部品を選ぶだけでなく、施工時の処理も防水性能に影響します。一般的に確認されることが多い3つのポイントを紹介します。

ボルト穴・配線穴のコーキング

看板を壁面に固定するボルト穴や、電源ケーブルを通す穴は、シリコンコーキング(シーリング材)で塞ぐのが一般的です。ここの処理が不十分だと、雨水が建物内部に侵入する原因になることがあります。

電源装置の設置場所

電源装置(スイッチング電源)は、直射日光や雨が直接当たらない場所への設置が一般的です。やむを得ず雨がかかる場所に設置する場合は、防水仕様の電源装置の使用や防水ボックスへの収納が検討されます。放熱しやすく、後からメンテナンスしやすい場所への設置が望ましいとされています。

サインの排水穴(水抜き穴)

TKBネオンでは、製作時にサイン本体へ排水穴を設けています。万一内部に水が入った場合や、昼夜の寒暖差によって発生した結露の水滴も排水できるよう、製品仕様として対応しており、LEDの寿命低下やショートのリスクを軽減します。屋外設置をご検討の場合は、ご注文時にその旨をお伝えください。

設置環境によっては個別のご相談を

沿岸地域・塩害が懸念される環境・高湿度の環境など、通常とは異なる条件での設置については、素材や仕様の変更が必要になる場合があります。設置場所の環境をお知らせいただければ、最適な仕様をご提案しますので、お気軽にご相談ください。

よくある質問

Q. 軒下への設置はどのIP規格が目安ですか?

A. 軒下でも雨風が吹き込む場合はIP44以上が目安です。吹きさらしに近い環境であればIP65以上を選ぶのが一般的です。設置場所の状況をお知らせいただければ、適切な仕様をご提案します。

Q. ネオン風LEDサインは屋外設置できますか?

A. 対応可能です。ネオン風LEDサイン(アクリル削り出しタイプ)も、屋外仕様での製作に対応しています。屋外設置の場合は、ご注文時にその旨をお伝えください。

Q. チャンネル文字は屋外で使えますか?

A. はい、対応しています。チャンネル文字(ステンレス製・アクリル製)は屋外設置に対応した仕様で製作できます。設置環境に応じた仕様でお作りしますので、まずはご相談ください。屋外設置に使われることが多いチャンネル文字については、チャンネル文字とは?の記事でも詳しく解説しています。

まとめ

  • IP規格とは「Ingress Protection(侵入保護)」の略。屋外LED看板はIP65以上が一般的な目安
  • 吹きさらしの環境ではIP66以上も検討されることがある
  • IP規格は部品単位で設定される。看板全体の防水性は施工時の処理とあわせて考える
  • ボルト穴・配線穴のコーキング、電源の設置場所が施工時の重要な確認ポイント
  • TKBネオンでは製作時にサイン本体へ排水穴を設け、結露・ショートのリスクを軽減
  • 沿岸・塩害・高湿度など特殊な環境は個別にご相談を

屋外設置をお考えの方は、設置場所の環境(屋内・屋外・軒下など)をお知らせください。最適な防水仕様をご提案します。

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設置場所の環境(屋内・屋外・軒下など)をお知らせいただければ、最適な防水仕様をご提案いたします。お気軽にご相談ください。

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